以下のリンクから石油産業の現状が説明されている資料を見ることができます。
ダウンロードしてご覧ください。
https://www.paj.gr.jp/statis/data/
重油は他の石油製品に比べ重質であることが名前の由来です。
JIS規格(JIS K 2205)において動粘度によりA重油(1種)・B重油(2種)・C重油(3種)に分類されます。
A重油は、褐色でサラサラ。主に工場等のボイラー、中小型船舶で使われています。
B重油は、現在ほとんど生産されていません。
C重油は、黒褐色でドロドロ。主に大規模工場等のボイラー、大型船舶、発電所で使われています。
弊店ではA重油を取り扱っております。
A重油はJIS規格(JIS K 2205)において硫黄分により2種類に分類されます。
1号は、LS(ローサル)A重油と呼ばれます。硫黄分0.5 %以下。
2号は、普通にA重油と呼ばれます。硫黄分2.0 %以下。
(注:それぞれ他の呼び方もあります。LSはLow Sulfurの略です。)
最近は、環境に対する負荷と燃焼機器に対する影響へ配慮して、硫黄分が少ないLSA重油の使用が増えています。弊店でもLSA重油の納品が殆どとなっています。
軽油は主にディーゼルエンジンの燃料として使われています。
JIS規格(JIS K 2204)において流動点により特1号から特3号までの5種類に分類され、季節と地域によって使い分けられます。使用する時期に使用する地域近辺で給油するとよいでしょう。
因みに、"軽自動車の燃料"と言う意味ではありません。自動車の燃料の種類は取扱説明書・車検証に記載されています。間違って入れるとエンジン停止や故障の原因となります。セルフスタンドをご利用になるときは特にご注意ください。
ストーブ等に使われている灯油。"白"灯油とも呼ばれていますが、その理由は、その昔に"茶"灯油が有ったためです。JIS規格(JIS K 2203)では1号が白灯油、2号が茶灯油に相当します。茶灯油は精製度が低くて色が有り、石油発動機に使われていたようです。現在は"灯油=白灯油"です。
家庭で使われているミシン油は潤滑油の一種で、ミシン以外(自転車など)にも使用できます。(説明書に記載されている用途で使用してください。)因みに、裁縫に使うミシンの語源は英語"sewing machine"です。その昔、日本人が"machine"を"ミシン"と発音していたことが由来だそうです。"マシン"より近い気がします。
お肌の保湿剤などに使われているワセリンや流動パラフィンは、石油から分留や精製などの工程を経て作られています。化学的には炭化水素の混合物です。"原料が石油"と聞いて不安を感じる方がいるかもしれませんが、医療現場や薬の基剤として使われているとおり、安全性が高く保存性にも優れています。薬局などで購入できます。(弊店では取り扱っていません。)
飯塚石油 TEL : 054-363-0130
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